ハマダレポート Vol.418.ー温泉観光開発、アイスランドの現場からー

ハマダレポート Vol.418. 2018.1.15

ー温泉観光開発、アイスランドの現場からー

先週は、北陸をはじめ記録的大雪。太平洋側でもこの冬一番の寒波でした。

このような時期に恋しくなるのが温泉。海外からも雪と温泉を求めて多くの観光客が来日されています。

そこで、ハマダレポートvol.401に続き、北欧重要事項調査で訪問した、温泉観光の先進事例の紹介です。

昨年9月に訪問したアイスランドは、2008年の世界金融危機で、三大銀行が経営破たん。その苦境を乗り越える原動力となったのが、観光開発です。

金融危機による通貨安で増えだした、国外からの観光客。2010年に50万人となった後も増え続け、2017年には230万人と、人口(34万人)の7倍に上っています。

火山国のアイスランド。氷河と火山台地が織りなす、類を見ない絶景とともに、エネルギー供給の大半を占める、地熱発電の多角的利用が注目されています。

首都レイキャビクでは、クレーンが立ち並び、ホテル建設が進められていますが、近郊のヘトリスヘイジ地熱発電所から、地下導管で温排水の供給を受け、各家庭だけでなく、ホテルの温水供給・暖房に使われています。

また、郊外の地熱発電所においては、その温排水を利用した温室水耕栽培が行われており、その新鮮なトマトやキュウリを使ったイタリアンレストランは観光客で賑わっています。

さらに、海に近いブルーラグーン地熱発電所では、その温排水溜まりの温泉を活用していた地元住民に、皮膚病が少ないことがわかり、その成分を分析。

温泉の熱水成分に含まれる、シリカ、藻類、塩分、溶岩を活用した化粧品を開発・生産するとともに、温泉施設には皮膚科のクリニックも併設されており、大きな観光資源になっています。

同じ地震国でも、アイスランドと日本は、地殻プレートのメカニズムに大きな違いがありますが、地熱の多角的利用という点では、学ぶべき点は数多いと実感しました。

日本の観光の魅力の一つである「温泉」の、多角的開発による地方創生。

浜田まさよし、今年も、東海北陸各地を訪問させて頂きますので、どうか、よろしくお願い申し上げます!

 

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