偽装耐震設計被害者を支援し、耐震補強策を実現(05年12月)

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05年12月10日、浜田が本部長を務める党県本部「耐震構造設計偽装問題対策本部」はヒューザーが建築主で国が建替え等に支援を決めた分譲マンション「コンアルマーディオ横濱鶴見」(横浜市鶴見区)を視察しました。また、居住者との懇談では国の支援等について説明し、住民の方々が抱える個々の要望を聞きました。

同マンションの耐震強度は、耐震基準の41%(横浜市調査)で震度5強の地震で倒壊する恐れがあるとのこと。同マンションの管理組合の横山富夫理事長は「(行政の支援を受けたとしても)二重、三重のローンを負うのは苦しい。また転居先についても、介護の必要な家族がいるなど個々の事情を考えてほしい」と訴えました。


居住者との意見交換 (2005/12/10)

視察終了後、浜田は「個別のニーズを知った上で、きめ細かく行政の責任を果たさなければならない」と強調しました。
浜田は、その後、市への働きかけ、県への申し入れ等を重ねる一方で粘り強く国と協議。その結果、建替えのみならず補強についても助成の対象とすることとし、またその際の容積率の弾力的運用や07年3月末日までに決議決定をした場合、仮住居家賃の助成期間を2年から3年半への延長等で市や国と合意。

「コンアルマーディオ横濱鶴見」はこの制度を利用し、保有水平耐力0.5未満の全国の耐震偽装分譲マンションで初めて「改修での解決」が実現しました。横山富夫管理組合理事長から、「浜田議員には昼夜に違わず、幾度となく要望を聞いていただいた。献身的な国や地方行政への働きかけによって解決の道が大きく開けた」と喜びの声を頂きました。


横山富夫理事長 (2006/12/25)

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