[No.784]「100日ブログ」第14号ー不登校高校生の居場所を作ろうー

第14号(4月15日)ー不登校高校生の居場所を作ろうー

夜回り先生・水谷修さんから、初当選早々頼まれたことがあった。それは不登校・ひきこもりの問題だ。小学校2万人、中学校10万人、高校5万人。高校で激減するのは義務教育でないため退学させられてしまうからだ。そこで、07年9月に横浜市のフリースクールに訪問させていただいた。そこで子供たちの意見を聞いて自分の認識が間違っていたことがわかった。Aくんは植木職人の見習いをしながらフリースクールに週2から3回通っていて、元の高校には戻りたくないと話してくれた。いじめや学習障害などから決して元の高校に早急に戻すことが問題の解決につながらない。しかし不登校を放置すれば引きこもりになりがちである。むしろ、それぞれの子供たちのペースでひきこもりから脱出して高校を卒業していく仕組み作りがもとめられている。こう思い、08年4月の決算委員会で当時の渡海文部科学大臣に「フリースクールの高校出席扱い・学割適用」を迫り、1年間の実態調査の末、09年4月から、保護者と学校長が連携したフリースクールなどについてこれらが認められた。昨年度1学期だけですでに135校、275名の高校生が出席扱いになり、毎日の通いが少ないため多くはないが13名が学割適用になったという。ひとり、ひとりの生徒たちとその家族の思いを馳せ、次なる課題に取り組もうと思う。なんと275名の通い先の6割が病院・診療所、つまり、不登校は「こころの病」との関係が深いという結果。さらに、「こころのバリアフリー」を進めようと決意を新たにしています。

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