[No.1119]ハマダレポート Vol.79 ー子どもたちの再チャレンジへー

ハマダレポート Vol.79 2011.10.17

ー子どもたちの再チャレンジへー

今年8月、横浜に住むお母様から苦情を頂きました。

ある大学の受験説明会で、高等学校卒業程度認定試験合格者は日本学生支援機構の奨学金を受けられないと言われたというのです。

我が事務所から機構に確認したところ、これは間違いだとわかりましたが、問題は何故このような説明がなされたのでしょうか。

実は、機構発行の「奨学金ガイドブック」には認定試験合格者の申込についての記述が全くなく、また、通常の高校生の場合には在学中に無利子奨学金の予約申込ができるのに、認定試験受験者にはこのような便宜も全く図られていないというのです。

その結果、通常の高校卒業生に占める奨学金利用率は、有利子で20.5%、無利子で3.4%なのに対し、認定試験合格者の場合、それぞれ1.0%、0.1%と、なんと20分の1以下?

高等学校卒業資格認定試験は、何らかの理由により高校への進学を断念・中退した若者の再チャレンジを支援する重要な制度。毎年1万2千人以上が合格し、その半数以上が進学しているのに・・・。

早速、政府に質問主意書で改善を迫り、本年度から機構のホームページで認定試験受験者への説明を付け加え、来年度からは、「奨学金ガイドブック」で明記するとともに、予約申込が可能となるように手続きを見直すと、10月7日に閣議決定を勝ち取りました!

子どもたちがくじけても、再チャレンジできる社会へ、一歩ずつ。浜田まさよし、進めます!

 

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