ハマダレポート Vol.582. ーネットワークの力で交通安全対策ー
ハマダレポート Vol.582. 2021.3.8
ーネットワークの力で交通安全対策ー
富山県の地元の皆様のお声を受けて、交通安全対策が前進した実績を2件ご紹介します。
一つは、富山県高岡市の能町(のうまち)交差点です。
2018年6月、樋詰、吉田両高岡市議を通じて、近隣の方々から、渋滞解消と歩行者の安全確保のため右折矢印信号機設置のご要望をいただきました。
この交差点は五差路で、交差点の中央を路面電車が走っており、通学路でもあるため登下校時の危険性が指摘されているとのことでした。
警察庁に、まず実態調査の実施を提案。地元警察署が朝夕の交通量調査を行い、特に右折停滞車両による渋滞が発生していることが判明しました。(ハマダレポートVol.497)
地元議員とともに改めて早期着工を求め、昨年8月に「今年度中」との回答を得ておりました。現在作業が進められており、設置工事は3月中旬に完了し、3月下旬から運用が開始される予定が明らかになりました。
ある調査では、信号機のある交差点での歩行者事故で、四輪車の右折時の事故が全体の71%、事故による死者数は65歳以上の高齢者が全体の約80%を占めています。
富山県警察は右折矢印信号の運用開始後、2~3ヶ月程度の交通の流れの変化等を踏まえ、横断歩行者に対する現在の青時間の設定について、高齢者等の方々に配慮した設定を検討していくとのことです。
次に富山市呉羽町の馬面(うまづら)踏切の改修工事です。
2018年7月、地元自治会の方々から馬面踏切の拡幅、段差解消、歩道の設置などのご要望をいただきました。
同年9月、吉田県議、松尾富山市議とともに、当時の石井国土交通大臣に直接要望し、翌年2月に、踏切道改良促進法に基づく「改良すべき踏切」として指定されたことは、以前報告させていただきました。(「同」Vol.479)
今年度中に改良計画を策定することとなっていたところ、昨年12月、道路管理者である富山県と鉄道事業者であるあいの風とやま鉄道による、地方踏切道改良協議会が開催され、現在、5.4mの踏切の幅員を7.5mに拡幅するとともに、歩行者の安全確保のため、あらたに2.5mの歩道が設置されることが決定しました!
今後、引き続き協議を進め、令和3年度は詳細設計を進め、令和4年度に工事着手、令和5年度の完成を目標に進めていく予定とのことです。
ネットワークの力で交通安全対策。浜田まさよし、さらに進めて参ります!
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