ハマダレポート Vol.572.―緊急消防援助隊の強化へ―

ハマダレポート Vol.572. 2020.12.28

―緊急消防援助隊の強化へ―

12月6日、名古屋市消防学校を訪問し、愛知県議会議員及び名古屋市議会議員の皆さんと、大規模災害に備えた緊急消防援助隊の施設整備などについて意見交換させて頂きました。

消防は、昭和22年の消防組織法制定以来、基礎的自治体である市町村がまずその任に当たる市町村消防の原則をとっており、 これまで消防制度の根幹として維持されてきました。

一方、災害が複雑、多様化、広域化しており、阪神・淡路大震災を契機にして、緊急消防援助隊の制度が創設されるなど、国及び都道府県が市町村の消防を補完するような仕組みが設けられました。

さらに、平成15年には大規模災害や特殊災害の発生時の全国的観点から、この緊急消防援助隊を法律に位置づけ、大規模・特殊災害時には、消防庁長官がその出動を指示できることなどの改正を行うとともに、都道府県がヘリコプターで行う消火、救援、救助等の活動について市町村支援の役割を明確化してきました。

 消防庁予算要求においては、大規模災害に備えた緊急消防援助隊の資機材整備補助金として、令和2年度第3次補正予算で約16億円、令和3年度当初予算で約50億円を計上し、これらの資機材の無償使用制度等により、大規模災害時の災害対応能力の強化を図ります。

 12月6日の視察では、大容量ポンプ車・大容量放水砲搭載ホース延長車(ドラゴンハイパーコマンドユニット)の放水訓練や消防ヘリからの上空視察をさせて頂きました。

 また、近年、大規模・複雑火災が減少しており、このこと事態は喜ばしいことですが、「現場の隊員の経験不足への対応に頭を悩ましている。ヴァーチャルリアリティ(VR:仮想現実)を活用した訓練はできないか。」という、現場のお声を頂きました。

直ぐに、総務省・消防庁と相談したところ、同様の問題意識を持っており、すでに岡山市消防で検討中とのこと。早速、名古屋市消防とも連携を取って頂きました。

命を守る最前線。浜田まさよし、公明党のネットワークで、さらに盤石に築いて参ります!

P.S.今年最後のハマダレポートとなりました。今年1年は、新型コロナ感染症の世界的拡大で大変な年となりました。「こういう時こそ公明党の真価を発揮する時」と心に決め、明年もスタートダッシュして参ります。

皆様、大変な中かと思いますが、良いお年をお迎えくださいませ。

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