ハマダレポート Vol.545.―接触確認アプリがスタート―
2020/06/22
ハマダレポート Vol.545. 2020.6.22
―接触確認アプリがスタート!―
新型コロナウイルス感染者と濃厚接触した可能性を知らせる、「接触確認アプリ」の運用を、政府は19日からスタートさせました。
今までの感染拡大の分析から、今回の新型コロナウイルスは、感染者の発症の少なくとも2日前から、高い感染力を持つとされています。
よって、PCR検査も、発症してからではなく、陽性者との濃厚接触者に対して迅速に行うことが、特に移動自粛緩和の中で感染第二波を防ぐために重要となっています。
この点について、5月20日の参議院予算委員会の参考人質疑で取り上げさせて頂き、尾見茂・諮問委員会会長から、「無症状の人たちの検査に、アプリを使うことは全く同意見」であり、必要のある人が速やかに検査を受けられる体制を強化すべきだと賛同を得たのです。(5月21日付け公明新聞1面)。
今回スタートした、「接触確認アプリ」は、スマートフォンのBluetoothの(無線通信)機能を活用して、利用者同士が1メートル以内の至近距離に15分以上いることを「濃厚接触」とみなし、その情報がお互いのスマートフォンに記録されるものです。
後日、病院などで検査を受けて陽性と診断された利用者には、検査時に登録したメールアドレス等に保健所が発行した「処理番号」が届き、それをアプリに入力すると、過去14日間の記録をたどって濃厚接触者に当たる人に、接触の日時とともに通知が届くという仕組みです。
通知を確認したら、現在の症状などを入力することができ、症状に応じPCR検査の受診方法等が案内されます。
我が国で導入されるアプリは、プライバシーの保護を徹底し、GPSを使った位置情報を用いず、電話番号やメールアドレスといった個人情報も取得せず、記録されたデーターは国も知ることもできない仕様で、14日が経過すれば自動的に各スマートフォンからも削除されます。
英国のオックスフォード大の試算によると、人口の約6割に接触確認アプリが普及し、早期に濃厚接触者に通知できれば、ロックダウン(都市封鎖)をすることなく、第2波の感染拡大を抑えることができるとしています。
アプリは、以下の厚生労働省のホームページから、iPhone 、Androidのどちらでも簡単にダウンロードができます。私も早速、ダウンロードさせて頂きました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html
最新技術を活用した、感染拡大防止と経済再開の両立。浜田まさよし、知恵を尽くして進めて参ります!
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