ハマダレポート Vol.527. ―新型肺炎の国内まん延対策に万全を期す―

ハマダレポート Vol.527. 2020.2.17

―新型肺炎の国内まん延対策に万全を期す―

2月13日、国内で新型コロナウイルスに感染して、神奈川県在住の80代女性が亡くなられました。

ご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族に心よりお見舞い申し上げます。

14日以降、北海道、千葉、東京、愛知、和歌山、沖縄などでも、新たな国内感染者が判明し、国内まん延防止策を早急に強化しなければなりません。

同日、党新型コロナウイルス感染症対策本部の会合を開き、国民への正確・迅速な情報提供と国内の英知を結集した対策を立案していくために、感染症の「専門家会議」の設置を政府に要請。

これを受け、安倍総理が同会議の設置を表明し、昨日夕刻、官邸で第一回会議が開催され、「国内発生の早期」であることの認識が示され、疑いがある方の医療機関受診の「目安」を本日にも発表することとなりました。

一方、13日には予備費等を活用して、総額153億円の緊急対策第一弾を取りまとめました。

先ず、病原体等の迅速な検査体制を強化します。

国立感染症研究所に多量検体検査システムを緊急整備し、検査能力を4倍に拡大するとともに、全国の地方衛生研究所の検査設備も最新化し、さらに、大学や民間検査機関への外部委託も活用します。

また、産業技術総合研究所での簡易診断キット開発を促進します。

国民の不安を軽減するため、相談・治療・予防体制の拡充強化も急務です。

患者を診療体制の整った医療機関に確実につなぐために、各都道府県において、「感染疑い例」を診察するための帰国者・接触者外来、また、それにつなぐための帰国者・接触者相談センターを各保健所に設置します。

国立国際医療研究センター等における重症患者の治療法開発、や疫学研究を加速することにより、治療体制の早期充実を図ります。

さらに、マスクや消毒薬の増産要請や設備増強支援を行うとともに、過剰発注・転売目的の購入の自粛を要請しました。

多くの感染者が発生している、クルーズ船ダイアモンド・プリンセス号の乗員・乗客への生活支援・健康管理に万全を期すために、順次、検査を拡大し、医療機関・宿泊施設への下船ができる体制に。

一方、武漢からチャーター便で帰国された763名の方々が、各施設での経過観察期間を経て、再検査で陰性が確認され、順次帰宅が開始されました。

勝浦市のホテルで不自由な生活を送る第一便の帰国者を励ましたのは、部屋の窓から見える、「まけるな!」「がんばろう!」「こころはひとつ」などの砂文字。

英知を結集した新型肺炎対策。浜田まさよし、「こころはひとつ」で進めて参ります!

 

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