ハマダレポート Vol.500. ―「ある町の高い煙突」―
ハマダレポート Vol.500. 2019.8.12
―「ある町の高い煙突」―
ハマダレポートが、今回で500号を迎えました!
何とか毎週、絶やさずに継続してこられたのは皆様の激励があったればこそ。改めて御礼を申し上げます。
今回の統一地方選、参議院選挙も連続大勝利させて頂き、先週、久しぶりに映画館に足を運びました。
新田次郎原作の「ある町の高い煙突」。
元・気象庁技師だった山口秀男氏(党山口代表の父)が、日立市に日本で初めてできた市立天気相談所の所長に赴任し、同じく元・気象庁の先輩であった作家・新田次郎に小説化を勧めた実話がもとになっています。
日露戦争後の重工業化を進める日本。各地で鉱山開発・精錬事業が急速に進められます。
精錬所から出る亜硫酸ガスによる森林田畑の鉱害被害は、日本有数の日立銅山も例外ではありませんでした。
この映画は、茨城県久慈郡入四間(いりしけん、現在の日立市)の地主の家に跡取りとして育った関根三郎が、農民の代表として企業との対立を乗り越え、当時世界最大級の155.7mの大煙突の建設で、豊かな自然を取り戻していく物語です。
「農家の次男三男の働き口になると思って銅山開発を承諾したのは間違いだった。関根家の手で止めてくれ」との言葉を残して悶死する、庄屋で村長でもあった祖父(仲代達夫)。
その言葉を重く受け止め、一高に合格しながらも外交官の夢を捨てて地元に残り、場当たり的な対応に走ろうとする政府・企業側に対し、血気に走る村の青年会をまとめ、あくまでも「冷静に合理的に」、鉱害対策をすすめようとする三郎。
実は、鉱害被害に無理解な当時の政府や御用学者の対応に、日立鉱山創業者(吉川晃司)自身も憤慨していたのです。
立ちふさがる試練を乗り越え、両者の「対立」ではなく「対話」を。「対決」ではなく「協働」を。
そしてその成果として、「大煙突」建設という金字塔を打ち立てたのです。
エンディングに流れるのは、往年の名曲「いつでも夢を」。
立場が異なってもしっかりと耳を傾け、「夢」の実現に向け意見の重なりを見出していく、「合意形成力」。
「統一地方選挙、参議院選挙で公明党が勝利してよかった」と、皆様に実感していただけるよう、浜田まさよし、公明党の「合意形成力」をさらに発信して参ります!
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