ハマダレポート Vol.452. ードローンで拓く、被災地の未来!ー
ハマダレポート Vol.452. 2018.9 10
ードローンで拓く、被災地の未来!ー
小さな無人ヘリコプターのような、ドローン。
その飛行音が、ハチの羽音に似ていることから、ドローン(オスのハチ)と名付けられたと言われています。
そのドローンが、被災地・福島の未来を、今、切り拓いています。
昨年、避難指示解除された、南相馬市小高地区。買い物環境が未だ十分ではありません。
そこで、地元コンビニと通販会社が連携して、ドローンによる商品配達がスタートしました。
コンビニでの販売商品点数は約数千点に上りますが、車による移動販売では、販売できる商品は数百点に限られます。
そこで、移動販売車に搭載していない商品を要望された場合には、数キロ先のコンビニから、ドローンで約10分で届けられるのです。
商品は2kgまで搭載可能で、安全のため地上から150m以内の河川の上をたどって、GPSと画像認識で無人で正確にお届けします。
今までのところ好評なのは、移動販売では対応不可能な、「温かな食品」。特に、肉まんなどが人気とのこと!
一方、福島県田村市の県立船引高校や、南相馬市の小高産業技術総合高校では、慶応大学などと連携し、ドローンを活用した、地方創生に取り組んでいます。
女子高校生が、約10cmの小型ドローンを自分の手のひらから放ち、手のひらに戻すという、操作技術の素晴らしさ!
小型カメラを搭載し、防災訓練や地域行事の記録に、地元の方々から、今や引っ張りだこです。
また、森林や植生がありながらも、レーザー光線を活用して、正確な三次元地表面(3D)データの収集も、ドローンを活用して行われています。
未だ帰還困難区域にある富岡町の夜の森の桜。花びら一つ一つが3D データでデータ化され、バーチャルリアリティ(仮想現実技術)で、感動を呼んでいます。
今年2月には、南相馬市と浪江町の間で、ドローンのさらなる多様な実証を行う、ロボットテストフィールドも着工しました。
ドローンで拓く、被災地の未来。浜田まさよし、さらに進めて参ります!
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