ハマダレポート Vol.412. ー福島の学校再開ー
ハマダレポート Vol.412. 2017.12.4
ー福島の学校再開ー
今年の春までに、福島県の避難指示区域は、帰還困難区域を除き、解除され、復興は新たな段階に入りました。
特に、力を入れなければならないのが、学校の再開です。
多くの学校が避難先での活動を余儀なくされる等、地域の教育にも大きな被害が生じていたのです。
教育関係者の皆様のご尽力により、小中学校については、既に、田村市都路、川内村、広野町、楢葉町、南相馬市小高などで地元の学校再開がなされており、浪江町、葛尾村、富岡町、飯館村、川俣町山木屋においても、来年度から再開の予定です。
復興とは単に、元に戻すことではありません。
少人数の子どもたちに対応するため、小中一貫校、さらには認定こども園の併設により、「1年生の壁」のない、新たな教育方式が広がっています。
また、高校においても、南相馬小高の商業高校と工業高校が一体となって、小高産業技術高等学校として今年の春からスタート。
ピカピカの自転車で通学する高校生が、地域の元気の源になっています。
さらに、平成27年度に広野町に新設・開校した、ふたば未来学園の第一期卒業生がこの春、巣立っていきます。
スポーツコース、芸術コース、進学コースの計160名の子どもたち。
世界ジュニア・バドミントン選手権大会において、日本初の男子ダブルス優勝を飾り、インターハイ女子バドミントンにおいても、シングルス、ダブルスとも優勝するなど素晴らしい成績を収めました。
推薦入試で既に大学合格を勝ち取った子どもたちも!
平成31年度から、中学校を併設し、中高一貫校としてスタートできるよう、11月21日、内堀福島県知事とともに、新校舎の起工式に出席させて頂きました。
一方、学校統合による旧校舎の活用も、これからの課題です。
「村で、新たな事業や芸術活動に取り組む若者の活動拠点にしていきたい。」
ある首長から頂いたお声を、カタチにできるよう、支援の在り方を考えて参ります。
子どもたちや若者の笑顔や笑い声は、まさに復興のシンボル。浜田まさよし、全力を尽くします!
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