ハマダレポート Vol.295.ー北核実験と「リアル」ー
ー北核実験と「リアル」ー
1月6日、北朝鮮は4度目の核実験という暴挙を行いました。
これは、一連の国連安保理決議や六者会合共同声明、日朝平壌宣言に明確に違反するものであり、我が国として断固抗議するものです。
公明党として即日、緊急声明を発表するとともに、1月8日には、参議院、衆議院で抗議決議を行いました。
また政府としては、我が国独自の制裁措置の徹底、追加的制裁など断固たる措置を引き続き実施するとともに、国連安全保障理事会の非常任理事国として、国連安保理における議論を主導して、新たな制裁措置を含む安保理決議が具体化するよう努力していきます。
我が国を取り巻く安全保障環境が激変していることは、昨年の平和安全法制を受けて私自身も各地で説明してきました。
核実験を行うということは、日本全土を射程に収める移動型ミサイル・ノドンの弾頭に核爆弾が搭載される可能性が高まるということです。
日米安全保障をより強固にして抑止力を高め、万が一の事態にも備えていくのが政治の役割です。
しかし、その役割を果たしていないのが共産党。
昨年11月7日のテレビ東京系「週間ニュース新書」という番組で、共産党志位委員長は、「北朝鮮、中国にリアルの危険があるのではなく、実際の危険は中東・アフリカにまで自衛隊が出て行き一緒に戦争をやることだ」と述べていたというのです(11月7日付け産経ニュース)。
世界の平和のための後方支援は、我が国としては引き続き実施していきますが、これは「戦争」とは全く別物で「武力行使」と一線を画するよう運用していくことは当然です。
一方、北朝鮮の核開発は何故、「リアルの危険」がないと言えるのでしょうか?今般の核実験を受けた明確な根拠を聞きたいものです。
むしろ、「リアリティ(現実感)」がないのは、このような共産党の安全保障認識ではないでしょうか?
現実を直視した「行動する国際平和主義」。浜田まさよし、掲げて参ります。
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