ハマダレポート Vol.290.ー防災士試験に無事合格しましたー
ー防災士試験に無事合格しましたー
10月8日に復興副大臣を離任して決意したこと。それは、現場の目線で防災、減災対策をもう一度見直すことです。
10月26日付けハマダレポートでご紹介した、防災士という資格。1995年の阪神淡路大震災で、地域の防災力、つまり、自助、共助の重要性を改めて人々が実感したことにより、設けられた資格です。
東日本大震災においても、「つなみてんでんこ」をはじめ、災害初期の自助、共助の重要性が改めて認識されました。
私も受験を決意したものの、結構大変な準備が必要でした。
4枚にわたる課題レポートは結局、すべて、東海、北陸新幹線の中で仕上げました。そのために分厚い教本は3冊に分割し、持ち歩けるようにして勉強。
2日にわたる講習も公務で欠席した時間は代替としてレポートを3通提出し、11月6日に資格取得試験を受験しました。
今回、防災減災について学び直してみて、納得したり、考えを改めたりすることも多かったのです。
「クラッシュシンドローム(挫滅症候群)」という言葉を御存知でしょうか?
柱や梁の下敷きになり、圧迫を受けて数時間経過した人については、この状態で圧迫が解除されると、筋肉の壊死により放出されたカリウムを大量に含んだ血流が全身を巡り、心臓の拍動が止まってしまうこともあるという症状のこと。
阪神淡路大震災では、372例発生し、50例の死亡が報告されています。
よって、このような場合には、柱などをすぐに取り除くのではなく、血流を再開させないように処置するという高度の医療が必要となり、救急隊が到着する前に出来ることは、カリウムを含まない水を与えること、保温することや元気づけることなどに限られるのです。
また10月に石川県の防災士会からご要望頂いた、小中学校との連携の拡大。
明年2月の文科省・実践的安全教育総合支援事業の成果発表会で、防災士15名を含む学校安全アドバイザーを55校に派遣している岐阜県教育委員会の取り組みを全国に紹介することになりました。
草の根からの防災力向上。浜田まさよし、防災士の皆さんと連携を深めて参ります!
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