[No.1663]ハマダレポート Vol.278ー医療機器産業を柱に福島復興ー

ハマダレポート Vol.278.2015.9.14

ー医療機器産業を柱に福島復興ー

福島県が全国有数の医療機器・部品の生産拠点だとご存じでしょうか?

医療機器の生産額が、10年前は全国10位だったのが、平成25年では倍増して全国3位に。

また、その部品生産や下請けとなる受託生産では、なんと全国1位なのです。

胃や腸の検査だけでなく、開腹せずにポリープの除去手術などを可能にした「内視鏡」。

会津若松市と白河市に拠点を置く、ある医療機器メーカーが、なんと、世界で使われている内視鏡の7割を生産しているのです。

今年の2月に訪問させていただき、その技術・技能の高さに感心しました。

直径0.25ミリのレンズを均一に研磨する技術。指導を受けつつ、若い女性が顕微鏡をのぞきながら必死に取り組んでいました。

「福島の人は辛抱強い」、 その社長さんの言葉です。

政府としてもその増産ラインの支援をさせていただいています。

また、4月には郡山での福島県医療機器開発安全性評価センターの起工式に、復興副大臣として出席させていただきました。

日本では従来から薬事法(現、医薬品・医療機器法)の承認が遅く、欧米で承認がされてから遅れて承認がされるという状況もありました。

大型動物実験を含む、医療機器の安全性評価のための中心拠点として、いよいよ来年度スタートします。

福島県として、「うつくしま次世代医療産業集積プロジェクト」を発表。国も福島特別措置法で、再生可能エネルギー、ロボット産業とともに、3本柱で福島の未来を支援します。

福島の復興からいよいよ再生へ、浜田まさよし、さらに進めて参ります!


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