[No.1614]ハマダレポート Vol.262.ー「希望の種」ー
ー「希望の種」ー
今年もこどもの日に、各地で鯉のぼりが薫風にたなびく風景をご覧になった方も多いと思います。
子どもたちの成長を願う、希望の鯉のぼり。被災地石巻では、あの縦2m横11mの「がんばろう石巻」の大看板の上の抜けるような青空でもたなびいていました。
昨年は、福島から足を延ばしてゴールデンウィーク(GW)に訪問させていただきました(2014.5.12付け、ハマダレポートVol.210)。
今年のGWは、あいにくの「在京当番」。つまり、復興大臣が東京から離れる際に、代わりに副大臣や政務官が東京周辺に常駐する当番に当たり、被災地を訪問することはできませんでした。
皆さんは、「ど根性ひまわり」をご存知でしょうか?
「がんばろう石巻」の看板を書かれた、黒沢健一さんの津波で流された自宅跡の基礎の隙間から、どこからか流れ着いたひまわりの種が一本、芽を出したのです。
津波で塩をかぶり、草も生えないと思われていたところからの「命の息吹」。
大震災の年の8月に、「がんばろう石巻」の大看板のすぐ横で大輪の花を咲かせ、共に「希望」の象徴となりました。
黒沢さんは、「石巻 ど根性ひまわり」と名付け、その種は、日本各地にとどまらず、世界各地で大輪の花を咲かせています。
今年も、GW前後に東北をはじめ各地で蒔かれた「ど根性ひまわり」。
私も、横浜市保土ヶ谷区天王町駅前で育てられたその第5世の種を今年のお正月に頂き、GWに自宅のプランターに18粒の種を蒔きました。
さすがの生命力! 1週間もたたないうちに陽光の中で全て芽吹き、双葉となりました。
一つ一つ小さな植木鉢に植え替え、ご近所の皆様におすそ分け。
今年の夏には、真っ青な空の下で黄色い大輪の花を咲かせ、第6世の種、「希望の種」をつけてくれるでしょうか。
すくすくと伸びる若葉に思いを馳せ、「草の根」の被災地支援。浜田まさよし、さらに広げて参ります!
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