[No.1601]ハマダレポート Vol.255.ーふたば未来学園が開校しますー

ハマダレポート Vol.255.2015.4.6

ーふたば未来学園が開校しますー

4月8日、福島県の復興を担う人材を育成する、県立中高一貫校「ふたば未来学園」が広野町に開校します。

双葉郡には東日本大震災前、5校の県立高校がありましたが、避難指示を受け、親友とも離れ離れとなり、現在では県内各地の高校に併設された「サテライト校」に分散して学んでいるという状況・・・・・。

「双葉郡に高校が再開しなければ、小中学生の子どもたちを戻すのが難しい」

2年前、福島に常駐し始めた直後、避難されている若いお父さんお母さんから頂いたお声です。

「かつてない苦難を経験した子どもたちに、全国一の高校を作ろう!」と決め、文部科学省と協議し、2013年7月に、「双葉郡教育復興ビジョン」を策定し、県立中高一貫校の総合学科設置を決定。

郡内県立5校の特徴を継承し、大学進学を目指す「アカデミック」、サッカー、レスリングなどの一流選手を目指す「トップアスリート」、職業人育成を目指す「スペシャリスト」の3系列で、世界で活躍する人材を育成することを目指します。

併せて、各界の著名人17人でつくる「ふたば復興応援団」も結成され、陸上の為末大さんや建築家の安藤忠雄さん、宇宙飛行士の山崎直子さん、「今でしょ」の林修さんらが実際に年間100時間の授業を担当するほか、校歌はAKBを育てた、秋元康さんが担当されています。

また、同校では、ふるさとの将来像を授業で考える「ふるさと創造学」が実施されます。

定員より32名多い、入学する152名の高校受験生を全員合格とし、この4月から開校します。

合格内定者の多くは、震災時に双葉郡の小学校に在籍していた子どもたち。

原発事故当時、富岡町で小学校5年生だった双子の姉妹も、この春避難先の須賀川市の親元を離れ、寮生活をスタートさせます。「自分たちの力でこれから新しい学校をつくっていきます!」と。

福島の未来を担う子どもたち。浜田まさよし、しっかりと、エールを送り続けて参ります!



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