[No.1411]ハマダレポート Vol.191ー親になる、子になるー

ハマダレポート Vol.191 2013.12.30

ー親になる、子になるー

カンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞した福山雅治さん主演の「そして父になる」が今、公開されています。

小学校入学を控えた長男が、実は生まれた病院で看護師により取り違えられていたことが判明し、お互いの子どもを再度「取り替える」2つの家族。

しかし、無理に戻そうとする環境が、2人の子どもの心に映し出す影・・・。

そのような出来事を通じ、少年時代に「継母」に心を許さなかったことが頭によぎり、自分の思いを改めて伝えようとする、「父であり子」である主人公(福山雅治さん)。

一方、今年は、「親子関係」を考えさせる最高裁の判断が相次いで出されました。

9月4日、法的な婚姻関係のない男女間の子どもである、いわゆる「非嫡出子(ひちゃくしゅつし)」についての相続上の差別が憲法違反であるとの判決。

これを受け、前臨時国会で民法改正を公明党がリードしました。

また、12月10日には、第三者の生殖細胞を使った人工授精により出生した4歳の子どもと「父親」との親子関係を認める決定も!

社会の変化や医療技術の進展に、我が国法体系が追いついていないとの指摘・・・・・・。

「あきらめることはないですよ。今まで過ごしてきた時間をこれから同じだけかければきっとうまくいきます・・・・・。」

昔、「親子関係」に嘆く親御さんや子どもたちに、高校時代の同級生・水谷修さんがかけていた言葉です。

「親」になる、「子」になる意志を持ち続けることも重要なのかもしれません。

昨年年末は急遽、復興副大臣拝命で兵庫県・西宮市への帰郷を中止。昨日、2年振りに年老いた両親の顔を見て、「子」になってきました。

その「日常」を被災地にも取り戻すことを目指し、明年も全力を尽くす決意です。皆様、よいお年をお迎えくださいませ!

,

関連記事