[No.1395]ハマダレポート Vol.184 ー志を得ざれば再びこの地を踏まずー

ハマダレポート Vol.184 2013.11.11

ー志を得ざれば再びこの地を踏まずー

表題の言葉をご存じの方も多いと思います。青年・野口英世が福島猪苗代から医者を目指して上京する際、実家の柱に刻んだものです。

その実家は、今、「野口英世記念館」となっており、先日、訪問させていただきました。

1歳の時、母親シカの不注意で囲炉裏に落ち、左手に大やけどを負い、5本の指は全て癒着。その後「手ん棒」といじめられ、「農作業ができない自分は学問で身を立てるしかない」と猛勉強。

15歳の時に書いた障がいを嘆く作文に同級生や教師も心動かされ、その募金で手術。以後、ものがつかめるようになった左手に医学のすばらしさを実感し、医者としての道を歩むことを決意したとされています。

細菌学、ワクチンの分野の世界的名声も、実は、彼のまさに「血のにじむ」ような努力のたまもの。米国に留学後も、自宅に多くの検体をを持ち帰り、夜遅くまで、顕微鏡をのぞき続けたという。

母シカは貧乏で男手のない中、晩年、産婆として生計を立てるため読み書きを習得。渡米して一向に帰国しないわが子を待ちわびたその手紙には、「早く来てくだされ・・」と5回も繰り返されています。

15年ぶりの帰国。その母とのつかの間の再会の後、当時アフリカで猛威をふるっていた「黄熱病」のワクチン開発のため周囲の反対を押し切り、現地に赴任。

しかし、自身が黄熱病にかかり、ガーナの首都アクラで51歳の生涯を終えています。

11月9日は、野口英世の生誕の日。

「至誠」 「忍耐」 「自修」。

英世の揮毫3点を議員会館の私の部屋の壁に掛けました。

自らの「志」を見詰めつつ、浜田まさよし、福島を駆け巡ります!

 

 

 

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