ハマダレポート Vol.360. ー南スーダンPKO派遣、公明党の戦いー

ハマダレポート Vol.360. 2016.11.28

 ー南スーダンPKO派遣、公明党の戦いー

南スーダンという国をご存知でしょうか?

石油をめぐる永年の内戦の末、2011年にスーダンから独立した、世界で最も「若い」国です。

しかし、「若い」が故に、部族間衝突が続き、治安維持体制も未整備で、非政府機関の世界基金会が2014年に発表した、「最も脆弱な国」の首位となっています。

南スーダンの「巣立ち」を支えようと、世界で62の国々が部隊などを派遣して、国際平和維持活動(PKO)を実施しており、我が国からも、道路や住宅など建設する、施設部隊約350名を派遣してきています。

昨年の平和安全法制の議論を受け、11月15日、我が国のPKO部隊に、新たな任務である「駆け付け警護」が付与されました。

「駆け付け警護」とは、平素は施設整備に取り組む部隊が、その近傍においてNGO等の活動関係者が襲われ、他に対応できる国連部隊等が存在しないといった、極めて限定的な場面に限り、応急的措置として対応できる範囲で、その保護を行うものです。

過去、コンゴや東ティモールで、日本のNGOなどから救援の要請がありながら、対応する任務が付与されておらず、訓練もないまま、その場対応で切り抜けた苦い経験があったのです。

一方、南スーダンの治安情勢は未だ安定していません。

10月20日、参議院外交防衛委員会で、山口代表自身が質問に立ち、11月15日に決定された新任務の実施計画には、「安全を確保しつつ有意義な活動を実施することが困難と認められる場合には、自衛隊の部隊を撤収する」と初めて、明記されることになりました。

また、11月24日の外交防衛委員会では、私自身が質問に立ち、自衛隊撤退条件等について明確化させて頂きました。

「アメリカは世界の警察官の役割は続けられない」との発言を選挙期間中にしてきた、トランプ次期米国大統領。

であればこそ、各国の能力に応じた世界平和への貢献。浜田まさよし、考え続けて参ります!

関連記事