ハマダレポート Vol.318.ー公立学校のエアコン運転基準見直しへー

ハマダレポート Vol.318.2016.6.10

ー公立学校のエアコン運転基準見直しへー

昨年12月、静岡県のある市会議員より要望を頂きました。

公立学校のエアコン設置の推進について市当局に要望したところ、「文科省の指導でエアコンは夏30度以下でないと運転できないから、扇風機で十分」と言われたそうです。

お調べしたところ、働く場所の環境を規定した「事務所衛生基準」では「28度以下」となっているのに対し、子どもたちの学びの環境を規定した「学校環境衛生基準」では、「30度以下」となっているのです!

このような「障害」のせいか、東海北陸地域の小中学校普通教室のエアコン設置率は、静岡7%、愛知13%、三重19%、岐阜19%、石川25%、富山12%と、全国平均33%に比べ低くなっている状況。

早速、3月の予算委員会で改善を要請。馳文部科学大臣から「すぐに見直しをする。それまでの間も柔軟に対応する」との答弁を引き出しました。

公明党としても従来から学校耐震化を進めてきましたが、昨年度の補正予算では学校改修費用として、トイレ改修とともにエアコン設置予算の増額を実現してきています。

小中学校のトイレ改修やエアコン設置は、単に子どもたちの学習環境の改善に留まらず、今回の熊本地震のように、災害時の避難場所の居住環境改善の観点からも重要なのです。

皆様の地元の学校も今年の夏から涼しくなるかもしれません。

「あなたの声、活かす力」 浜田まさよし、ひとつひとつカタチにして参ります!

 

 

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