ハマダレポート Vol.313. ー国産材の需要振興で森林環境を守るー

ハマダレポート Vol.313.2016.5.23

ー国産材の需要振興で森林環境を守るー

昨年11月11日、TPP集中審議で参議院予算委員会の質問に立たせていただき、安倍総理に森林総合対策を求め、補正予算で290億円の基金が認められたことはハマダレポート Vol.289、Vol.294でご報告したとおりです。

その際、石井国土交通大臣に求めていた、CLT(直交集成板)の一般的な設計法が、3月31日付けで告示され、公布・施行されました。

木質壁工法で中層建物まで建築可能なCLT工法は、間伐材などの需要振興として期待されていましたが、従来は、建物一棟毎に国土交通大臣の個別認定が必要でした。

しかし、今回の告示に沿った構造設計を行うことにより、大臣認定が不要になったのです。

また、JAS(日本農業規格)に適合する木材を使えば、材料強度も簡単に割り出すことも可能となります。

さらに、3階建てまでであれば、一定の壁厚を確保することにより、石膏ボードなしで準耐火構造となり、木のぬくもりのある外観を表現できるように!

また、3月31日の経済産業委員会では、本年度からスタートする地球温暖化対策税を活用した工業部品への木材利用の拡大や、林産県で導入され始めている森林環境税の全国展開検討について、林経産大臣に要請しました。

国産材の需要振興で、東海北陸の森林環境を守る。浜田まさよし、さらに進めて参ります!

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