[No.1588]ハマダレポート Vol.248.ー福島の太陽光発電、接続保留問題を早期解決!ー
ー福島の太陽光発電、接続保留問題を早期解決!ー
昨年、9月末の九州電力を皮切りに、東北電力などの電力各社が太陽光発電の接続保留を急遽発表。
「福島の復興には再生可能エネルギーは不可欠。」 福島県知事や避難地域の双葉郡の町村長会の皆様が、緊急要請に来られました。
しかし、その問題の背景には、「固定価格買い取り制度」についての前民主党政権のずさんな法律がありました。
一旦、国が技術認定しても、電力会社が自由に接続保留が出来る??
売電単価決定時期が、電力会社への「接続申込時」となっていたため、工期を遅らせて発電パネルの値下がりを待って工事しても、高い売電単価で電気を売ることが出来る??
大幅な制度改善を経済産業省に要請。年内にまとめるように指示をしました。
しかし、復興庁としてもその検討を単に指をくわえて見ている訳にはいきません。
「何か名案はないか?」と思いあぐねていたところ、元々、福島第一原発から東京に約1200万キロワットの送電線があり、今は使われていないことに気がついたのです。
10月24日、双葉郡の富岡町にある新福島変電所を緊急調査。
その結果、変圧器を増設すれば、大需要地でまだまだ太陽光発電の受け入れ容量に余裕がある関東地域に送電できることが判明。経済産業省に、私から逆提案をさせていただきました。
そして、今般成立した補正予算には、この新福島変電所への引き込み線についても3分の2を補助する予算や、東北電力に大型蓄電池を設置して需要を上回った太陽光発電を受け入れやすくする予算(合計約500億円)も盛り込まれています。
経済産業省による制度改善とともに、東京電力による新福島変電所の変圧器増設、また、東北電力による工期が大幅に遅れている発電事業者分を福島に優先的に割り当てることも、1月9日に両社長から発表!
「素早い対応をありがとうございます。」福島県知事から早速、お礼の電話がありました。
太陽光発電による福島復興再生、浜田まさよし、引き続き進めて参ります!
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