[No.1200]核兵器廃絶国際キャンペーンのティルマン・ラフ代表と意見交換

120515 ICANラフ氏と懇談.jpg5月15日、「核戦争防止国際医師会議」(IPPNW)副議長で、「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)代表のティルマン・ラフ医師と参院議員会館で会い、核兵器の廃絶をめぐり意見交換しました。

 席上、ラフ氏は、2015年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向け、オーストリア・ウィーンで開かれた第1回準備委員会で、共同声明の採択など核軍縮の人道的側面に関する認識を共有する動きが進展したことについて「有意義なものになった」と主張。

 その上で、科学的データに基づくICANの研究結果に触れ、2国間の戦争で一発の核兵器を使用した際、大気圏に巻き上がるちりや煙で地球規模の気候変動が発生し、世界的な食料問題や飢餓が深刻化するという核兵器の非人道性を提起しながら「各国による、核兵器が使われた場合のシナリオ研究を支援したい」と強調しました。

 私からは、国際会議で科学的データに基づく議論を促進する考えに賛同するとともに、「核兵器が実際には使用できない兵器であることの共有が重要だ」、「核兵器の非人道的な側面に光を当てる方向性をさらに広げていきたい」と述べさせていただきました。

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