国連平和構築委員会に「シエラレオネ平和構築委員会報告」を提出(07年7月)
7月30日から8月4日、浜田は外務大臣政務官として、シエラレオネ共和国を訪問。今般の訪問は、8月11日に予定されるシエラレオネの大統領・議会選挙の実施の成功を促すことともに、本年6月に我が国が国連平和構築委員会議長に就任したことを受けて、同委員会のモデル国である同国における平和構築の課題やニーズを直接把握することでした。
同国は、レオナルド・デカプリオ主演の映画「ブラッド・ダイヤモンド」で有名になった、ダイヤモンドの盗掘・密売・汚職という問題を抱えています。これらの問題が温床となって、政府の調達手続きの不透明さに起因する国連機関からの財政支援手続きの遅れ、電力などの経済基盤整備の遅れ、若者の高い失業率、軍や治安当局の劣悪な処遇、汚職やさらには統治能力の低下という悪循環が繰り返されています。
このように平和構築には「気の遠くなるような課題」が横たわっています。それにひるむことなく、浜田は、我が国が主導して造成した国連の平和構築基金と国連平和構築委員会の有機的連携を提案し、帰国後、「シエラレオネにおける平和構築の取り組みの一層の強化及びシエラレオネ統合平和構築戦略の作成の成功に向けて」と題する勧告書を作成し、国連に提出しました(本文は、以下の外務省ホームページを参照してください)。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/seimu/hamada/s_leone_07/pdfs/seika.pdf
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