[No.975]児童養護施設・箱根恵明学園を訪問
2010/10/13
9月29日、神奈川県箱根町にある児童養護施設・箱根恵明学園を訪問し、田崎吾郎園長や教育カウンセラーの鍋倉早百合さんと施設の課題や児童虐待の実態について意見交換しました。
恵明学園では、家庭事情で養育を受けられない児童の自立支援をしており、現在の入所児は51人。このうち半数以上は過去に虐待を受けた経験を持ち、心の病を抱えた児童も数多くいます。
田崎園長からは、1人ひとりの子どもに手厚い教育が必要だが、現状は人手不足。職員の負担は非常に大きいと語られていました。
鍋倉さんからは、各市町村によって財政面の格差があり、児童が卒業後に自立する上で支援を十分に受けれないケースがあることを指摘、社会的なバックアップがなければ、子どもたちの進学・就職は困難だというご要望をお聞きしました。
私からは、弱者を守る社会をつくるため、対策に全力を注ぐと述べさせて頂きました。
その後、小田原市の県立小田原養護学校も訪問し、佐藤校長と意見交換をさせて頂きました。佐藤校長からは、現在、高等部の生徒が増え続けている、一般の高校に特別支援学級をつくってほしいとの要望を受けました。
私からは、県や高校と連携して改善を進めていくと述べさせて頂きました。
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