[No.813] 「ブログ100日」第36号ー現場の視点からの幼保一体化へー

第36号(5月7日)ー現場の視点からの幼保一体化へー

「認定こども園」とは、幼稚園(文部科学省)と保育所(厚生労働省)の壁を取り払う取り組みで、政府として約3000カ所を目標に設置が進んでいます(21年4月時点では約360カ所)。5月6日、川崎市中原区にある認定こども園に視察させていただきました。この4月に、幼稚園90名、保育園120 名の定員でスタートされました。朝7時から夜20時までのサポート保育(土曜日も17時)までという素晴らしい体制です。しかも、無料の「子育て支援センター」が平日10時から16時まで開設されており、保育サービスを受けていない地域の若いお母様方の情報交換の場ともなっています。しかし、運営の手間は大変なようで、書類は「認定こども園」に一本になったのではなく、「幼稚園」「保育所」に付加されてなんと3本になっているのです。ちなみに、子供の日の「ちまき」は、保育所の子どもたちには支給され、幼稚園の子どもたちには支給されない、なんてことは大人の目線です。結局は、分け隔て無く全員に支給せざる得なくなるという実態。幼児教育無償化も、「幼稚園」=無償化ではなく、一体化を考える中で、基礎的部分の無償化という考え方が重要と感じました。お母様や、現場の視点から、幼保一体化を検討していきます。

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