[No.769] 「ブログ100日」第5号ーバリアフリー住宅を何故目指したかー

 第5号(4月6日)ーバリアフリー住宅を何故目指したのかー

自己紹介で「生まれた家の隣が大工さんだったので子供のときは大工さんになりたかったのです」と話すと、「どんな家を作りたかったのですか?」と質問を受けた。「父さん母さんと子供たちに笑顔が溢れ、おばあちゃんが微笑んでいる家」と答えた。それは「家」ではなく、家の中の「家庭」ですよ言われて、はっと気ついた。私が作りたかったのは、建築物ではなく、その中で暮らす家庭だったのだ。そう言えば通産省に入省して1年後に任された「バリアフリー住宅プロジェクト」。私が着目したのは、物理的な家の「段差」ではなく、障がい者やお年寄りが笑顔で健常者が暮らしうる「こころの段差」の解消だった。子供部屋で親にも話せず、友達や先生に話せずリストカット。介護制度の不備から介護を受けることで逆に居心地の悪さを感じるおばあちゃん。「こころのバリアフリー」にまだまだ取り組む決意です。

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