[No.764] 日本ダルク視察・近藤理事長と依存症対策について意見交換
2010/04/02
4月2日、薬物依存症の方々を支援する日本ダルクを訪問し、近藤理事長と意見交換をしました。
日本の薬物対策、取り締まりばかりで、依存症対策が全く遅れています。これでは再犯者が増えても仕方がない状況です。
警察庁で折角始められた、初犯者・執行猶予者を対象とした薬物乱用防止事業が中断されていたり、そもそも、執行猶予者に対して、全く薬物防止教育がなされていないなど、問題点が浮き彫りになってきました。
薬物依存症は、「特定の物質に限定して厳罰化」という対応だけでは、処方薬やオーバードーズの問題には全く対応できません。「依存症」を社会病理としてとらえ、中学生・高校生の段階からの教育が重要です。
また、依存症は一生涯の問題です。政府の保護観察を含め「終了」を予定している政策では効果が中途半端になります。さらに、立ち直りつつある方々の仕事の問題も課題です。教育現場で活動の場を検討することも必要です。
いろんな課題を頂きました。ひとつ、ひとつ、取り組んでいきます。
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