[NO.642]横須賀・陸上自衛隊工科学校視察
2009/12/15
12月15日、横須賀の陸上自衛隊工科学校の視察に行って参りました。
この学校は、15歳から18歳の高校生の年代の生徒、1学年250名が、語学、物理、家庭科などの一般教科の他、情報、通信、機械、銃剣道、訓練などの陸上自衛官の基礎知識を学ぶ学校です。
マンガとテレビゲームに浸っていた中学生が、早朝の起床、冬でも裸での乾布摩擦、掃除、朝食、授業、自習と集団生活に慣れていくうちに逞しくなっていくとのことです。
来年から自衛官ではなく生徒となり、減額はされますが給料も出ます。「貧しくて学べない」という環境の子供たちに一縷の選択肢となればその存在も意味あるものであり、特に、結果として自衛官の子弟が3割を占めるようになってきたというところに、尊敬される職業としての自衛官が根付いてきている流れを実感しました。
さらに、高校授業料無償化の中で、高校生の学ぶ意欲の減退が懸念される中、彼らの目的意識の高さと成長のめざましさに、今の高校教育の基本的なあり方を考えさせられる視察となりました。
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