[No.610] 鳩山内閣の「政治主導の憲法解釈」「見せ掛けの核廃絶」を質す

091119外交防衛2.jpg本日は、外交防衛委員会で、外務大臣及び防衛大臣の所信に対する質疑。

政権交代以降の初めての質疑であるので、鳩山政権における憲法9条の解釈の変更の可能性を質しました。これは、私の質問主意書に対して、「憲法9条の解釈について、現時点で、従来の解釈を変えてはいない。鳩山内閣においては、内閣を構成する政治家たる閣僚が責任を持って行政の政策の立案・調整・決定を担うこととしているが、政府による憲法解釈についても、内閣が責任を持って行うこととしている。」という回答があったことに対して質問したもの。北澤防衛大臣及び社民党の辻元国土交通副大臣は、今までの憲法解釈を変更しない旨の答弁であったのに対し、岡田外務大臣は「政治主導の憲法解釈」に固執。鳩山内閣の危うさを露呈し、それを強く牽制しました。

一方、核廃絶については、岡田外務大臣や辻元国土交通副大臣が従来、先制不使用や消極的安全保障、北東アジアの非核地帯について今まで踏み込んだ発言をしてきましたが、今後の対応を質したところ、全くの期待はずれ。与党になったら何もしないという情けない答弁です。

政権交代によって、「変えていいもの」と「変えてはいけないもの」があります。後者の代表例が、我が国は「集団的自衛権を行使しない」といった、今まで積み重ね守ってきた憲法九条の解釈です。また、前者として国民が期待していたのは核廃絶ではなかったでしょうか。 

引き続き、鳩山内閣の外交安全保障政策、しっかり質していきます。

参議院インターネット審議中継(2:01-2:39) 動画はこちらから

 

, ,

関連記事