【No.1673】10/29 パグウォッシュ会議ダナパラ会長と懇談

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 核兵器廃絶へ、世界の科学者らが集結する「パグウォッシュ会議世界大会」が長崎市で11月1日に開幕する(5日まで)。これに先立ち、公明党の山口那津男代表と核廃絶推進委員会座長である私は10月29日、衆議院第二議員会館で同会議のジャヤンタ・ダナパラ会長と懇談をしました。
 ダナパラ会長は席上、今年が広島・長崎への原爆投下や国連創設から70年、ジョセフ・ロートブラット会長(当時)とともにパグウォッシュ会議がノーベル平和賞を受賞して20年に当たることに触れ、「節目の年の会議を有意義なものにしたい」と強調。平和の実現に取り組む公明党の長崎での大会開催に向けた「寛大な支援に感謝する」と述べられました。
 一方、「世界は大きく変化している」と指摘。「長崎と広島の重要性にあらためて言及したい。世界は核廃絶への意志を一致して示すべきだ」と訴えられました。また、被爆者への哀悼の意を込め、「長崎と広島の資料館にノーベル平和賞のメダルのレプリカを寄贈したい」と語られました。
 これに対し山口代表は、唯一の戦争被爆国である日本が「核兵器のない世界に向けて主張し、実現する責任があると」力説。被爆者の平均年齢が80歳を越すなか、後世や世界に被爆地の実相を伝えるため、公明党が遺構の保存運動に取り組んできたことを紹介しました。
 最終合意に至らなかった今春の核拡散防止条約(NPT)再検討会議については、「今後の指針を形成できず残念」とする一方、「パグウォッシュ会議が核なき世界へリーダーシップを発揮してほしい」と述べ、大会の成功に期待を寄せました。

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