山口代表富山入り 来年の大勝利へ総力あげて前進(7/22付 公明新聞中部版)
公明党の山口那津男代表は7月15日午後、富山市内で行われた党富山県本部(代表=吉田勉県議)主催の時局講演会や支部長会に出席。会合では太田昌孝・北陸信越方面本部長(衆院議員)、新妻ひでき参院議員(参院選予定候補=比例区)と共に私もあいさつさせていただきました。
山口代表の講演要旨や各会合の様子を紹介いたします。
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公明党の立党精神は「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」であり、これまでも全ての議員がこの精神を胸に「現場主義」に徹してきた。
きょうの午前中、富山市内にある県立イタイイタイ病資料館を視察し、まさに立党(1964年11月)間もない頃の諸先輩議員の心意気を思い起こすことができた。「イタイイタイ病」を初めて国会で取り上げ、日本初の公害病認定へ導いたのは公明党だった。何度も現場を調査し、最も苦しんでいる人の声を丹念に聞いて問題を解決してきた。イタイイタイ病を克服してきた歴史と教訓をしっかり学び、将来に向かって発信していきたい。
一方で、富山の未来を展望した時、災害に強い交通インフラの整備が大事だ。甚大な被害が発生した西日本豪雨では一番早く動いた鉄道は新幹線だった。高速道路の整備も災害時の支援物資などを運ぶために重要だ。新幹線や高速道路は観光やビジネスだけでなく、暮らしを守るためにもなくてはならない基盤である。防災・減災対策の面からも、さらに充実・発展するように力を合わせていきたい。
連立政権で公明党は、デフレ脱却に向けて経済界に賃上げを促したり、高校生や大学生の就職率アップの環境を整えたりしてきた。幼児教育の無償化も、先月15日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2018」(骨太の方針)に明記され、来年の10月から実施される。
公明党は、現場の課題を政治に反映していくため4月から全国で「100万人訪問・調査」運動を実施した。「子育て」「介護」「中小企業」「防災・減災」をテーマに、現場のニーズや国民の声を議員が直接聞き取った。今後、生活者目線の新たな政策を生み出し、来年の統一地方選、参院選で実現を訴えていく。
来年は統一地方選と参院選が重なる。12年に1度の巡り合わせだ。これを勝ち抜くのは容易ではない。全議員が今一度、公明党の原点を確認しながら、“公明党がいるから安心”と言われるような党の構築をめざし、一層の前進を誓い、来年に向けての出発としたい。
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県本部の支部長会では吉田県代表が新任の支部長や支部女性委員らを紹介。吉田県代表は、党ネットワークの要となるのは地域に根を張る地方議員と党員の連携であると述べ「来年の統一地方選・参院選を断じて勝利していく」と決意を表明しました。
席上、山口代表は「新支部長らを中心に全員が力を合わせて、共に“公明党ここにあり”との旗を打ち立てていこう」と呼び掛けました。その上で、今月2日に参院選第1次公認として選挙区7人、比例区6人の予定候補が発表されたことを紹介。統一地方選と重なった2007年の参院選では埼玉、神奈川、愛知の各選挙区で過去最高票を獲得しながら惜敗したことを踏まえ「私自身が党の代表として先頭に立ち、全力疾走で新しい時代の突破口を切り開いていく」と訴えました。
新妻氏も「比例区予定候補として現場を走り、富山の発展に貢献していきたい」と決意を語りました。
同日、山口代表は石井隆一・富山県知事と会い、子育て支援策の充実や北陸新幹線の整備促進、東海北陸自動車道の4車線化など県政に関する要望を受けました。太田衆院議員、新妻参院議員、吉田県代表と共に同席させていただきました。
席上、石井知事は、子育て支援について「経済財政運営と改革の基本方針2018」(骨太の方針)で全ての3〜5歳児と住民税非課税世帯の0〜2歳児の幼児教育を無償化することが明記されたことを評価。その上で、県が支援策のさらなる充実を図っていくためにも、幼児教育の無償化に関する地方負担分も含めた安定財源を確保するよう強く求めました。
これに対し、山口代表らは要望の実現に努力していく考えを示しました。
このほか山口代表は森雅志・富山市長、夏野元志・射水市長、村椿晃・魚津市長、大野久芳・黒部市長からも要望を受けました。
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