6/17 富山県砺波市で国内初・球根「ネット栽培」の進捗を視察

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富山県花卉球根農業協同組合(砺波市)は現在、県などと連携し、チューリップなど球根類の栽培にポリエチレン製のネットを活用して、生産コストを下げる研究に取り組んでいます。全国初の試みです。

これは「ネット栽培」と呼ばれ、オランダで開発された技術。農家の高齢化に対応し、生産性を上げて輸出を拡大する狙いで、2015年度から試験的に導入しています。

組合はネット栽培のため専用の植え込み・収穫機を開発。2枚のネットの間に球根を挟みながら土の中に植え込み、収穫期が来たらネットごと球根を回収するものです。従来の手作業に比べ大幅に省力化が可能とのこと。

この研究は昨年度、国の「革新的技術開発・緊急展開事業(経営体強化プロジェクト)」に採択され、国から支援を受けています。専用の植え込み・収穫機を日本の畑に合わせて小型化することや、収穫後の水洗い・乾燥を効率化する研究を3年計画で進めています。



2016年2月、組合を視察させていただいた際、ネット栽培の取り組みを聞くとともに、組合が専用機の開発を進めるために同プロジェクトに応募したいとの意向を確認。その後、関係する農林水産省との調整などを後押しし、事業が採択されました。

本年6月17日に、公明党県本部の吉田勉代表(県議)、樋詰和子幹事長(高岡市議)、嶋村信之砺波市議(公明党推薦)と共に組合や農家を訪問。高波地区球根組合の山本善一組合長は「10日がかりの作業が約3時間に短縮でき、体が楽になった。この専用機に期待している」と語っていました。

私からは「ネット栽培は作業効率が良く、働き方改革にも通じることが分かった。後継者の課題も含めて、今後も応援していきたい」と述べさせていただきました。

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