[No.1333]6/15福島初の自立支援援助ホームを訪問

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 福島県郡山市で6月1日に開所した県内初の自立援助ホーム「木もれび」を、開所に向けて共に尽力された”夜回り先生”こと水谷修氏と公明党の今井久敏県議とともに6月15日訪れ、運営母体のNPO法人「ほっとスペースR」の宗像(ムナカタ)家子理事長らと懇談しました。
 自立援助ホームは、義務教育を終了した20歳未満の青少年を対象に、共同生活を通じた生活の援助・指導や悩み相談、就業支援を行う施設です。さまざまな事情で親の支援を受けられず、働かざるを得ない子どもの社会的自立を応援しています。
 宗像理事長が自立援助ホームを開所しようと考えられたのは2012年5月。地道に準備を進めていくにつれ資金不足や設置場所の選定といった課題が鮮明になったそうです。そこで今年2月、かねてから交流のある水谷氏に相談し、水谷氏から私あてに連絡をいただきました。内容が福島県のことでもあり、地元選出の公明党の今井久敏県議にお伝えしました。
 「県内未設置の自立援助ホームの創設が急がれる」。3月の県議会本会議で、今井県議のこのような訴えに対して県側は前向きな支援を約し、13年度予算での事業費を確保。今月のホーム開設が実現しました。
 ただ、資金面の課題は今も十分に解決されておらず、運営費の多くは寄付で賄われています。その意味ではこれからが勝負かもしれません。それでも、宗像理事長は「皆さんの力添えがなければ何も進まなかったと思います。きょうを一歩として新たに進みたい」と感謝を述べられました。

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