[No.1204]ハマダレポート Vol.110ースカイツリーを見上げるこころー

ハマダレポート Vol.110 2012.5.21

ースカイツリーを見上げるこころー 

 

東京スカイツリーが5月22日から開業になるそうです。停滞する話が多かった中で久しぶりに明るい夢を与えてほしいものです。

 

一方、東京タワーができた時代を描いた「3丁目の夕日.64」を先日観ました。

1964年。「明日は今日より豊かになる」と誰もが「上を向いて」生活していた頃、私は小学校2年生でした。

 

その頃「本当の幸せってなんでしょうな?」三浦友和ふんする医師宅間先生が空を見上げて語る言葉です。

鈴木オートの六ちゃん(堀北真希)が結婚相手にと考えている菊池医師(森山未來)が孤児や浮浪者、ときには娼婦のような人たちへの無料診察を続けているが故に、前の病院を首になったいきさつを語る場面。

 

宅間医師が菊池医師に、無料診療は病院から嫌われ、出世は望めないし、自分の生活だって苦しくなる。その上、表に出ない活動だから名声も得られない。なのにどうして、そんな損ばかりの活動を続けるのかと聞いたそうです。

「お金持ちになるより、出世するより、人の安心する顔を見る方が幸せなんだ」。そう答えたと、売れない作家茶川(吉岡秀隆)をけなげに支えるヒロミ(小雪)がはにかみながら語る場面も印象的でした。

 

「高度成長期」の1960年代。「上を向いて」おれたのは「経済成長」とともに「何か」があったからのような気がします。

 

「本当の幸せとは?」 もう一度青空を見上げ、浜田まさよし、進んでいきます!

 

 

 

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