[No.1446]3/22福島県のため池を視察

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 福島県内の農業用ダムやため池の底土から、基準値を超える放射性物質が検出されたことを受け、根本匠復興大臣とともに3月22日、同県飯舘村のため池を視察しました。その後、根本大臣は記者団に対し、農業用ダムなどの除染を国が負担して実施する方針を明らかにしました。
 根本大臣は、営農再開や農業復興の観点から除染対策が必要なため池について、「福島再生加速化交付金事業によって汚染拡散防止対策を進める」と表明。国が同事業の対象とすることで、財政と技術の両側面で支援し、放射性物質の拡散防止に努める考えを示しました。
 除染方法については、ため池などの底土をセメントで固めて、放射性物質を含んだ土が水中に巻き上がるのを防ぐほか、低土自体を取り除くなどの手法で行われます。早ければ今秋にも同県内約千ヶ所の農業用ダムなどを対象に実施される見通しです。
 今回の方針は、環境省と農林水産省が連携してまとめた好例です。対策が円滑に進むよう着実に取り組んでまいります。

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