[No.1234]新年街頭演説、福島復興から日本再建を!
2013/01/03
昨年は、衆議院選挙で皆様な絶大なご支援をいただき、上田県代表も雪辱の戦いを制することもできました。公明党全体としても21議席から31議席と大幅に議席を増やし、友党自民党と共に政権再交代を果たすことができました。
発足した安倍新政権。課題は山積です。何よりも景気経済対策、混迷した外交の立て直し、そしてもう2年目の冬を迎えている東日本大震災の復興再生です。
もはや待ったなし、民主党政権の失政を取り戻すために、政治に、政策に、なによりも「スピード」と「きめ細かさ」がもとめられています。
そのような中で、12月27日、復興副大臣を拝命し。原子力災害を担当させていただくこととなりました。
早速年末28日、福島にお伺いし、佐藤知事をはじめ、現地の皆様のお話をお伺いしてまいりました。
進まない除染、賠償。ぬぐえない健康不安。特に若いお母様のご不安は深刻です。一方で、見通しが立たない産業復興。働き先がない、農産物県・福島の農業の再生はどうするのか。
このようなひとつひとつの課題に、お一人お一人の課題にどう向き合い、どう解決していくか。
被災者の皆様と少しでも苦楽を共にさせていただくほかにはない。福島常駐を決意し、明日から福島に赴任させていただきます。
しかし、福島の復興には皆様のお力が必要なのです。福島現地の皆様がご心配されていること。それは2つの「風」です。
第一に「風評」。福島のおいしいお米。全袋検査体制も公明党の要請で実現させていただきました。ももやさくらんぼ、是非おいしい福島産品を皆さん味わってください。
第二に「風化」です。2年がたち、皆様に記憶から薄れていく。しかし、未だ16万人が不自由な避難生活を強いられています。そのうち6万人は県外避難です。被災3県では34万人が未だ仮設住宅でお正月を迎えています。「普段の普通の生活」「政治」最前線に立ってその1日も早くその実現に取り組みます。
一方。現地ではボランティアが慢性的に不足しています。観光も落ち込んだままです。是非皆様、福島の現地に足を運んでください。今年のNHKの大河ドラマ「八重の桜」は会津藩の物語です。観光地訪問を含め皆様のお力をお貸しください。
ある方が言いました。「福島の復興」は、福島の問題だ。そんなことはありません、農業県福島がどう再生し、世界の中でも強い農業となって日本の食糧需給を支えていけるか。日本が今直面している課題です。
原発依存を1日でも減らしていくために、再生エネルギーの開発の急がねばなりません。いわき沖では世界最大級の洋上風力発電を進めます。南相馬では、メガソーラー発電をソーラーパネル工場を含め作ります。さらに県内各地での家庭でのエネルギー使用を平準化するためのスマートグリッド。まさに、福島の再生は日本再建のカギなのです。
この度の東日本大震災、無くなった方未だ行方不明の方約2万人です。日本にとって耐えがたい不幸でありました。しかし、単に「不幸」に終わらせてしまっては、このような方々に申し訳ないと思っています。ともすれば「停滞感」が漂っていた、人と人との間もギスギスしていた、この20年間の日本。しかし、あの東日本大震災があったが故に、日本が変わった、日本人が変わった。何よりも、政治が変わったと後代の皆様にご評価いただけるよう、ネットワーク政党公明党。その先頭に立つことを、皆様にお誓いし、私の新春のご挨拶にさせていただきます。
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