ハマダレポート Vol.383. ー核兵器のない世界への現実的道のりー

ハマダレポート Vol.383. 2017.5.15

 ー核兵器のない世界への現実的道のりー

北朝鮮の核・ミサイル開発を受け、我が国と同盟国との連携強化・抑止力の向上のあり方が、連日マスコミで取り上げられています。

一方、時間はかかっても、唯一の戦争被爆国として、「核兵器のない世界」の実現に向け、現実の歩みをリードするのも、我が国の使命です。

核兵器不拡散条約(NPT)は、5年ごとに、運用検討会議を開催し、運用の改善を行うことになっています。

2015年の運用検討会議では、中東の大量破壊兵器についての対立が激化し、最終報告書を採択することが出来ませんでした。

また、本年3月に開催された、核兵器禁止条約交渉会議においても、米英仏露中の核兵器国が全て参加せず、我が国も、冒頭演説で現実的アプローチを訴えたものの、賛同は拡がらず、その後の交渉会合の参加は断念せざるを得ませんでした。

拡がっている、核兵器国と非核兵器国との分断をどう修復するか・・・・・。

2020年のNPT運用検討会議に向けての準備委員会が、5月2日、オーストリアのウィーンで開催されました。

従来であれば、外務省の部長か、現地の軍縮大使が出席するのが通例ですが、4月20日の参議院外交防衛委員会で、核兵器国と非核兵器国の橋渡しの役割を果たすべく、外務大臣自身の出席を要請。

外務大臣として初めて出席した、岸田大臣は、核兵器国と非核兵器国の有識者を我が国に招き、「賢人会議」を立ち上げ、1年後の次回準備委員会までに、核軍縮の実質的な進展に資する提案をとりまとめることを表明しました。

5月9日の参議院外交防衛委員会では、再度この問題を取り上げ、世界の核兵器の数を着実に減らしていき、極めて低い数まで削減された「最小限ポイント」に達した段階で導入する法的枠組みとして、核兵器禁止条約について議論すべきと訴えさせて頂きました。

現下の、北朝鮮の核・ミサイル開発という現実の安全保障環境を直視しつつ、「核兵器のない世界」への現実的道のりをどう歩んでいくか。浜田まさよし、さらに進めて参ります!

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