2004.08.20(金)
デジマガ初国会を終えて
―拙速・不真面目な「民主党・年金廃止法案」ー

7月11日当選させていただいた後、7月30日に国会に初登院させていただきました。そして同日から8月6日まで開会された第160国会で早速審議をさせていただき、経済産業委員会委員及び行政監視委員会理事の拝命もいただきました。
今国会では、@会期の決定(8日間としました)及びA民主党提出の「年金廃止法案」の否決を行いましたが、一部マスコミで「年金廃止法案をじっくり審議しなかったのは与党の横暴」等との「正しくない」報道がありました。支持者の皆様に事実を正しくご理解いただくために、ここで、初登院した私の率直な印象を記させていただきます。
国会の会期を事前に与野党間で決めずに開会することは異例なことです。一般に、参議院選挙後の臨時国会は、議長選出(今回は扇千景議員が選出されました)、各種委員会委員及び委員長の任命等、事務的事項審査を内容として会期を3〜5日とし、本格審議は、立法府・行政府もしっかり準備して、秋から(今年は10月上旬を予定)の臨時国会でじっくり行うことが通例です。
ところが民主党が、参議院選挙のムードを維持したいとの思惑か、「1ヶ月かけて年金廃止法案を審議したい」と言い出したのです。確かに国会は審議する場でありますので、「法案」を審議したいというのであれば責任政党として相談に乗らざるを得ません。
しかし、その民主党の対応は「拙速・不真面目」といわざるを得ないのです。第一に「法案」は、「先の成立案のいいとこ取り」の「絵に描いた餅」法案なのです。特に以下の3点は議論の余地もありません。
@ 給付・負担変えずに赤字を年間数兆円も垂れ流し、一方で基礎年金の国庫負担のみ1/2に引き上げる(しかもその財源は全く不明確)という無責任さ
A これから3党合意に基づき議論するはずの「年金一元化」について、具体案・合意が全くないのに「18年度中に整備」と先走り
B 問題となった厚生年金保養施設・厚生年金会館だけでなく、地元で医療に取り組んでいる全国7カ所の厚生年金病院も廃止するという粗雑な規定
 第二には、当該会期を採決する衆・参本会議が7月30日に開催されるというのに、民主党の岡田党首は米国に物見遊山に行って欠席するという不真面目さです。
 これでは、さすがの与党もつきあいきれず、先ず、7月30日に投票採決により8日間会期を決定し、次にこの間の審議で粛々と「年金廃止法案」を否決する事となったのです。
 公明党としては、「年金一元化」さらには3党合意に基づく社会保障制度全体の見直しを正々堂々と議論する用意は十分にあります。民主党の皆さん! もう少しまともな案にして、秋の臨時国会で出直しされたら如何でしょうか?
 先日、ある労組の幹部と懇談した折り、「年金だけに焦点を当てても何も解決はしない。保険料を払いたくても払えない人がいるという現実が忘れられている。若年雇用、女性雇用、高齢者雇用等といった雇用問題全体の中で解決策を考えてほしい。」との要望を承りました。
 浜田まさよし、あるべき社会保障制度を視野に入れて、雇用開発、中小企業対策、経済対策に全力で取り組んで参ります。