[No.852] 「ブログ100日」第65号ーうつ対策「富士モデル」をさらに推進ー

第65号(6月5日)ーうつ対策「富士モデル」をさらに推進ー

静岡県では、50歳代をピークとした中年男性の自殺が多い傾向があります。そのため、2006年度から産業都市である富士市で「働き盛りのうつ・自殺予防対策モデル事業」が実施されています。これは、うつ病の早期発見の「信号」として、特に「不眠」を重視していることが特徴です。第一には、「お父さん、眠れている?」をキャッチフレーズに、働き盛り男性のうつ病への気づきを高め、第二に、不眠からかかりつけ医、職場の産業医にかかった方を精神科専門治療につなぐ紹介システムです。私自身、富士市にお邪魔して駅などで、女子高生がお父さんに呼びかけている素晴らしいポスターを拝見させていただきました。厚生労働省は5月28日に「自殺・うつ病等対策プロジェクトチーム」の報告書を発表しました。浜田まさよしが推進してきた「認知行動療法」を政府として推進することが盛り込まれたほか、この「富士モデル」が紹介され、このような不眠から確実に精神科への受診に繋がる紹介システムの構築が提言されています。「新しい福祉へ」、一歩、一歩、進めて参ります。

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