[No.771] 「ブログ100日」第7号ー核廃絶へ確かな一歩・米核態勢見直し発表ー

 第7号(4月8日)ー核廃絶へ確かな一歩・米核態勢見直し発表ー

4月6日、米国オバマ大統領は3ヶ月以上も発表が遅れていた「米国核態勢見直し」を8年ぶりに改定し、発表した。その内容は、1.米国の安全保障における核兵器の役割を縮小。2.核不拡散条約に加盟し、条約を遵守する非核兵器国には核攻撃をしないことしないことを保証。3.生物・化学兵器で米国や同盟国を攻撃する国には核兵器を使用せず、通常兵器で反撃、4.新型核弾頭の開発を放棄する。というもの。特に、2.は「核攻撃をしない」という否定形で表現されるため、ネガティブ・セキュリティ・アシュアランス(消極的安全保証)と呼ばれるものであり、これを米国が再度明言した意義は大きい。但し、同様な宣言は実は米国や他の核兵器国も、1995年の核不拡散条約の無期限延長を決定する際に一度宣言している。それがその後うやむやになってしまったのは、法的拘束力を持つ国連安保理決議にまでまとめられなかったからである。私が3月23日の予算委員会で鳩山総理に迫ったのはこのため。日本が安保理議長国のこの4月、しかも12,13日には全ての核兵器国の首脳が「核安全サミット」出席のためワシントンに一堂に集まる。今こそ、日本が行動のとき。頑張ります。

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