[No.1535]ハマダレポート Vol.227 ー「車いすでランチ」ー

ハマダレポート Vol.227 2014.9.15

ー「車いすでランチ」ー

 今年の3月に横浜にお住まいのお母さまより、娘さんの病気のことで「治療費の負担軽減に役立つ制度はないでしょうか」とのご相談をいただきました。

 娘さん(長女)は正社員として働く中、うつ病を発症し、20数年勤めた会社を退職。その後、がんを発症し、現在は、二つの病気で通院治療中とのことでした。

 うつ病が重度・継続的であれば、診断書を添えて、お住まいの市区町村の窓口へ「自立支援医療費制度」を申請すると通院医療費が原則1割負担に軽減されます。

 また、「精神障害者保健福祉手帳」の対象となれば、税金の減額・免除、交通費、携帯電話などが割引になるのです。

 さらに、ケガや病気、心の病などのために障害が残った時、生活を支えるために支給される「障害年金・障害手当金」についてもお伝えしました。

 約2ヶ月後、お母さまより、「福祉手帳をいただきました。障害年金は、数ヶ月かかります。やっとここまでくるこができました。」とご連絡をいただきました。

 その際、娘さんの病状をお聞きしたところ、「外の風に触れて気分転換させてあげたいので、車イスを探していますが、費用がかなりかかります」とのお話がありました。

 早速、介護保険のサービス(40歳から64歳までの方は「特定疾病」が原因となって、介護が必要であると認定された場合に対象となります)をお伝えし、手続きをしましたが、時間を要するとのこと。

 一日も早くなんとかできないものかと、お住まいの地域にある「社会福祉協議会」へ問い合わせたところ、6月に車イスを無料で貸し出していただけることになりました。

 その直後、お母さまより「車イスでランチへ行ってきました!」との喜びの声と、姉妹で微笑んでいる娘さん達の写真をお送りいただきました。

 さらに、24年1月からの障害年金3級の支給も先月決定。「少しほっとしました」とのメールを頂きました。

 闘病中のご家族にも少しでも快適な生活を、浜田まさよし、身近な制度をお知らせして参ります!

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