[No.1115]ハマダレポート Vol.78 ーともに歌いたいー

ハマダレポートNo.78 2011.10.10

ーともに歌いたいー

10月10日、本日開催されるNHK合唱コンクール、中学生の部。

課題曲「証(あかし)」が、今、被災地の子どもたちに歌われています。

元歌は男性4人のバンド、フランプール。卒業や進学での「別れ」を歌った曲でした。

“前を向きなよ、振り返ってちゃうまく歩けない・・・。”

その歌詞に、命を落とした親友からの言葉を重ね合わせるという宮城の女子中学生の声。「ともに歌いたかった・・・」。

連日のニュースでは、職を失い、仮設住宅で苦しむ被災者の映像が流れていますが、さらに、その影に周りに気兼ねしながら、泣きたくなる声さえ上げれない多感な「こころ」があることに気づかされました。

原発から4キロ地点にあった大熊町立大熊中学校。会津若松に分校を設置して、本年のコンクールに挑戦。昨年の県大会銀賞まではいきませんでしたが、堂々の銅賞。本当に素晴らしい。

急な「別れ」、初めて気づくその温もり、そして涙する前に言いたかった「ありがとう」の言葉。

自分が前に進むことこそが、その親友の代わりなき「証」となると信じようとするけなげな子たち・・・。

今回の大震災で亡くなった1万5千名もの「いのち」。はなればなれとなった友達。

なんとしても報いるために、今、政治が問われています。

子どもたちの、澄んだ声に耳をとぎすまし、カタチにすることこそ「証」。浜田まさよし、進めます!

 

関連記事