[No.1544]9/26福島・楢葉町での研究施設起工式に出席

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 東京電力福島第一原発の廃炉に向けた研究開発の拠点施設「楢葉(ならは)遠隔技術開発センター」(日本原子力研究開発機構=JAEA)の安全祈願祭と起工式が9月26日、福島県楢葉町で行われ、高木陽介経済産業副大臣(原子力災害現地対策本部長)と若松謙維参院議員(ともに公明党)とともに出席し、あいさつしました。
 同センターには、作業者の訓練などを行う研究管理棟と、原子炉建屋内の調査や除染に必要な遠隔操作機器(災害対応ロボット)の開発実証試験などを行う試験棟があります。国内外の研究者が利用しやすい施設をめざし、2015年夏に一部で運用を始め、16年度から本格運用を開始する予定です。
 あいさつで高木副大臣は、「センターはイノベーション・コースト構想の主要プロジェクトの一つ。研究産業拠点として新技術や新産業の牽引役となり、まちの復興や住民の帰還へ一歩前進させる役割を果たすものと考えている。この取り組みが廃炉・汚染水対策に大いに貢献することを期待している」と強調されました。
 私からは、同センターが建設される楢葉町は、5月に町長による帰町判断の表明をされるなど住民の早期帰還、町の復興に向けて取り組んでおられることを紹介させていただき、「県内外の避難者が安心して復興、再生していくためには、廃炉が安心・安全に進められることが根本」と述べさせていただきました。

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