[No.1342]飯舘村、農地除染実証事業視察

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 東京電力福島第一原発事故で全村避難している福島県飯舘村を7月26日訪問し、農地除染対策実証事業の現場を視察しました。
 同村では、2011年6月から、農地から放射性物質を取り除く除染の実証試験が行われ、12年3月末までに約30ヘクタールの農地で除染が完了。その後、除染した農地の一部では、コメや野菜の試験作付けも実施されています。
 居住制限区域に指定されている草野地区の水田で試験作付けの状況を視察。農林水産省の担当者からは、表土の削り取りで、地中の放射性物質濃度が9割低減したことや、昨年の試験作付けで収穫されたコメや野菜からは、放射性物質が検出されなかったことなどの説明を伺いました。
 農地除染の加速化に取り組み、早期の営農再開につなげたいと思っております。
 なお、同村内で震災がれきや汚染土壌などの量を減らす減容化施設の建設予定地も視察しました。

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