[No.1402]11/22富岡町視察

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 東京電力福島第一原発事故の影響で全町避難が続く福島県富岡町を11月22日訪れ、宮本皓一町長らの案内で荒廃した家屋の実態などを調査しました。
 原発事故後、全域が立ち入り禁止となった同町は現在、放射線量に応じ、帰還困難区域(年間積算線量50ミリシーベルト超)などの3区域に再編。町の人口の約3割が住む地域が4年以上帰れない帰還困難区域になっています。
 防護服に身を固め、居住制限区域(同20ミリシーベルト超50ミリシーベルト以下)内にある住宅を訪問しました。地震で天井がずれたまま放置された家屋に足を踏み入れると、壁にはカビがびっしりと生え、家具が散乱。雨漏りによって床の傷みが激しく、2階にはコケや雑草が繁茂しています。
 この住宅の住民の方は、荒れ果てた我が家を前に「このままでは住めない」と窮状を訴えられました。
私から、今後、長期避難による家屋の損壊判定と賠償の見直しを進めていく旨お話ししたところ、「状況を見てもらえて安心した」と述べられました

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