ハマダレポート Vol.401. ー北欧重要事項調査からー

ハマダレポート Vol.401. 2017.9.18

ー北欧重要事項調査からー

”一億総活躍”を目指す中で、あらゆる面での男女格差の是正が求められています。

世界経済フォーラムが、経済、教育、政治、保健の4つの分野から発表している、男女平等の指数。

アイスランドが第一位で、フィンランド、ノルウェー、スウェーデンと続き、日本は111位です。

北欧の諸制度はどのように創り上げられてきたのか、9月初旬、参議院の調査団の一員として訪問させて頂きました。

人口は34万人、面積は北海道よりやや大きい、アイスランド。島国、地震国、伝統的水産・捕鯨国など、我が国との共通点も多くあります。

面会した社会公正大臣の話によれば、男女格差是正により、所得格差も大きく是正され、2008年の世界金融危機の回復過程においても、改善が続き、所得の平等性も、現在トップランキングであるとのこと。

女性活躍を支援する制度として、特に感心したのは、幼児教育制度の充実。

アイスランドの1歳から6歳までの未就学児の96%がプレスクールに通っており、その費用の90%は市が負担。低所得者向けの支援もあります。

このプレスクールは、当初、日本の厚生省に当たる社会公正省が所管していましたが、女性の社会進出の上昇の中、教育の質を上げるとともに、働く側の待遇を上げるため、1991年からは、教育研究省の所管となっています。

首都レイキャビクの、あるプレスクールを視察。

「遊びを通じた教育」、「それぞれの子どもに合わせた教育」の現場で、通っている日本の未就学児がみんなに教えたという、日本語の「きらきら星」の合唱でお見送り頂きました。

その他、育児休業、医療・年金などの制度的支援や、国会議員や企業役員の女性比率上昇のための法制度など、我が国として、今後取り組むべき課題を実感。

格差の少ない社会へ。浜田まさよし、これからカタチにして参ります!

 

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